![]()
<< 【書評42】介護の大誤解 | 【書評44】根拠からわかる介護技術の基本 >>
【書評43】新しい生活介護 生活づくりの食事ケア
| 新しい介護学 生活づくりの食事ケア (新しい介護学) | |
![]() | 三好 春樹 雲母書房 2008-07-04 売り上げランキング : 42218 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
生活していくうえで、食事をしない人はいない。一部に修行で食べない、という人はいるかもしれないが、そんな人は稀だ。私たちは食事とは、口から食べるものだと思っている。
一方で医学的アプローチを使うと、必ずしもそうではなくなってくる。栄養素を供給するという概念では、口から食べる行為は不要だ。体に直接チューブから栄養素を送ればよい。では、そんな行為が食事、といえるかというとそんなことはない。そんな行為が老後の食事と定義するのは、寂しすぎる。しかし、現実にチューブで栄養素を供給される高齢者は多いし、それが当たり前だと思っている介護者は存在する。
この本は、そのあたりの問題に対する具体的な対策を、腹に落ちる形で説明してくれる。たとえば、糖尿病の利用者がいた場合、通常は厳しい食事制限をする。そうすることで、高齢者の健康を維持しようとする。
しかし、著者はそれは理想ではない、とする。私が感銘を受けたのは、その先の具体例だ。今回はクイズ形式で紹介してみよう。
Q.ある日、饅頭を食べていた入居者がいたという。その入居者に対して、取り上げるわけでも、注意するわけでもなく食事制限をした事例があるのだ。その具体的方法をあなたに思いつくだろうか?
答えは下をスクロールしてほしい。
A.「うまそうな饅頭だな。半分ちょうだい。」と言う。
なんという愛のある接し方だろうか。自分がもらう、ことによって、栄養を制限したのだ。そこにあるのは医学的なアプローチではなく、コミュニケーションを重視する介護ならではの方法だった。
この本ではこういった具体例を載せながら、本質的な「食事介護」への視点を幾重にも盛り込む。非常に実用的な本だ。
介護の安心ガイド編集部からのお知らせ:
相互リンクご希望の方は、以下の内容でリンクを貼られた上で相互リンクをご依頼ください。
サイト名:介護の安心ガイド
サイトURL:http://www.kaigo-guide.com/
連絡先はこちら。
介護リンク集
サイト名、サイトURL、サイト紹介文、管理者名、メールアドレス、リンク掲載URLをご連絡いただければ相互リンクを受け付けさせていただきます。
ただし、介護・医療などとは関係の薄いサイトからのご依頼には添えない場合がありますのでご了承ください。
また、リンク完了までに2週間程度お時間をいただく場合があります。
また、「みんなの介護の体験談」では介護の体験談を1万件以上掲載しており、日本最大規模の情報量に育っています。引き続き、皆様の投稿をお待ちしておりますので、よろしくおねがいします。応募はこちらから。
→「介護の安心ガイド」に戻る


