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2009年01月06日 09時00分

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【書評35】まんがで学ぶはじめての認知症ケア

まんがで学ぶはじめての認知症ケア
まんがで学ぶはじめての認知症ケア高瀬 直子

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認知症は、介護の中でも非常に重いテーマのひとつだ。今まで出来ていた基本的な部分が出来なくなる姿は、本人にも家族にもとても辛いことだからだ。愛情がある家族だからこそ、そういう局面になると、怒ってしまいたくなる。

30分前に食べたのに「まだ、食事食べてないよ」と言われたら「さっき食べたよ!」といいたくなるだろう。死んだ夫に会いに行くといわれたら「お父さんは死んだんだって!」といいたくなる。

しかし、そういう言葉や態度は確実に傷つけてしまう。

否定をしない。
説得をしない。


これが重要だと介護の教科書では言う。しかし、実際にそれをやろうとすると大変だ。家族たちはどうすればいいかを同じように苦しみ、模索する。この話ではその辺りを描いている。唯一残念なのは、認知症で起こりやすい症状を網羅的に伝えようとしているために、深く踏み込んだ話題は多くないということだ。

認知症って何かをざっくり知りたい介護の初心者にはお勧めできるが、かなり深く知っている人がさらに一歩先を知りたい場合にはお勧めではない。

しかし、ストーリーはしっかりとしているため、読み物としても面白い作品であった。



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