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【書評33】西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
西の魔女が死んだ (新潮文庫)梨木 香歩

おすすめ平均
stars心が温まりました
starsいま中学生の子も、昔中学生だった人にも。
stars好き嫌いが分かれる本ですね
stars映画を観て感動した人へ
stars低く暮らし、高く思う

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「西の魔女」は映画で見た作品。面白くて二度も見てしまった。生と死、老いとは何か、という深いテーマが全般に存在しながらも、爽やかに綺麗に静かに描く。静かな衝撃、とも言うべきか。男性よりも女性のほうが泣ける、と聞いていたが、男である私も泣くことが出来た。

作品に触れる前と後とでは、静かに私の体の何かが変わっている気がする。しかし、あまりにも静かなので、それに気づかない。

しっかりと何かが変わったことに気づけたのは作品に触れて、2,3ヶ月してから。これを見てからいつのまにか、「今、生きていることを大切に毎日を暮らそう」と考えるようになっていた。静かだけど、インパクトがある作品。

最後にこの作品内に登場する台詞を紹介して、書評としてまとめたい。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」



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