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【書評29】親の捨て方―愛憎にまみれた13人の介護記録

親の捨て方―愛憎にまみれた13人の介護記録
親の捨て方―愛憎にまみれた13人の介護記録高齢者を考える会

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「親の捨て方・・・って何て酷いタイトルなんだ・・・。」

この本を見たファーストインプレッションがそんな感想。本の装丁も黒い。
黒字に銀色の太文字で「親の捨て方」。すごく威圧感があるし、中身を
開くと「もう、いいかげんに死んでくれ」とか書いてある。何ていう鬼の
ような本なんだ・・・。それが第2の感想。

しかし、読み始めると、これも1つの現実なのだ、と痛感した。
13名が登場する。その13名の悲痛の叫びが凝縮されて、蓄えられている。
久しぶりに本を読んで「痛い」と感じた。

ここには安直な希望は用意されていない。皆、もがいている。現実と向き合って、
必死にもがいているのだ。綺麗ではない。グロテスクだ。

しかし、それがみんな病気と死の間に立つ介護というものの、1つの現実だ。
介護の現実に向き合う勇気のある人にはお勧めだ。

本音は時々、グロテスクだ。しかし、そこから逃げてはいけない。
あなたの選択は介護の底流を見た上で、どう変わるだろうか。
私の第3の感想、それは”この現実を変えなくてはいけない”だった。



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