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【書評】認知症の介護のために知っておきたい大切なこと
| 認知症の介護のために知っておきたい大切なこと―パーソンセンタードケア入門 | |
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介護は、人間対人間だ。だからこそ、一くくりに出来ない。人はみんなそれぞれ違うからだ。この本では一人ひとりがかけがえのない存在、というところから出発をしている。そのために、ケアをするためには、こんな質問をすると書いてある。
・どんな家庭環境ですか?
・ご主人や奥さん、ご兄弟やお孫さん、曾孫さんについてもどんなことを知っていますか?
・引退する前はどんな仕事をしていましたか?
・これまでの人生において大切な人は誰ですか?
・好きなこと・嫌いなことはなんですか?
・自慢にしていることはなんですか?
・大切にしているものはなんですか?
実はこういったことを、本当に愛情もってケアする側は知りたがっているのだ。しかし、家族側に時間が取れずにキチンと伝えれていない人も多い。こういった聞き方を時間内に出来ずに、より良い介護のプランを立てれないケアマネもいるだろう。
そこで、こういう質問に対する答えを紙などで渡してあげると自分の親が喜ぶケアを実践してくれる可能性が高まるだろうな、と個人的には思う。
さらに、この本に書いてあることはケアの立場から見た実践的な配慮が多い。例えば、「他の皿から食べ物をとって食べてしまう高齢者がいたら?」という問題では、悪い対応と良い対応が書いてある。
悪い対応:「こんなことをしていると追い出さなくてはいけないのよ!そうしたらあなたは住むところが無くなるわ!」
良い対応:じっと座ってられないし、お皿に注意を向けるのは無理なので、歩き回りながら食べれるように食事をサンドウイッチに変える。
なるほど、と感じるとともに、食事をサンドウイッチに、という発想はアメリカっぽいなあと思った。日本だったらおにぎりとかかなあ。
又、認知症の問題行動、に関しては1)徘徊、2)おもらし、3)攻撃、4)モノを隠す・無くす、5)同じことを繰り返す・叫ぶ・騒音、6)性的に不適切な行動、7)妄想・幻覚・非難に分けて、それぞれに合った考え方を実例を交えながら紹介している。
在宅介護で、ストレスを抱えている家族は一度目を通すと、読んだ後から接し方が少し上手くなるかもしれない。
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