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【書評】ヘルプマン(4)高齢者性問題編/くさか里樹
| ヘルプマン! (4) (イブニングKC (118)) | |
![]() | くさか 里樹 講談社 2005-08-23 売り上げランキング : おすすめ平均 ![]() ヘルプマンを読んで 考えてもみなかった性問題Amazonで詳しく見る by G-Tools |
高齢者とセックス。タブーにされがちなテーマだが、この作品では鋭く切り込む。今回の作品では介護施設内部で利用者同士がセックスをしたら、というシチュエーションで描かれているのだ。
この問題が厄介なのは介護施設側からすると、利用者は入居している高齢者だけではない、ということだ。介護施設の立場に立って考えてみたら、高齢者自身だけの問題ではなく、その家族に対する配慮も必要だ。
そう考えると、こんなセリフも出てくる。
「女性まで色気づいたらどうなると思う?あたしたちの目を盗んでいやらしい行為に励むようになったら?それがご家族や世間に知れたら?
考えただけでもゾッとするわ!」
この漫画を読むと、介護施設において、誰の幸せが求められるのかが一瞬分からなくなる。配慮、配慮、配慮が何重にもあらゆる方面から求められる介護の現場はとにかく複雑だ。
しかし、「長期的視野で辛抱を」と言う施設に対し、主人公は又も一蹴してくれる。
「何、寝ぼけてんだ・・・・?明日なんてねえんだよ。今日出来ねえことは明日はもっと出来なくなるんだよ・・・。
いつだって今日が最初で最後の最大級のチャンスなんだよ!!」
ひとつのストーリーとしてもすごくお勧めなこの作品。是非、一度ごらんになってみては?
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