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介護される側の心も忘れてはならない

高齢者のプライド・接し方
高齢になると、今まで当たり前にできていたことができなくなる。認知症になったら尚更だ。しかし、高齢になっても認知症になってもプライドがあることを忘れてはならない。
長年ともに生活していると、徐々に進行する老化に気付きにくいのは事実。そのために高齢者の小さなミスに対して、イライラしてしまったり、叱ってしまったりする時もあるかもしれないが、思うようにいかず、もどかしい気持ちは本人も同じ。認知症の方の問題行動にだって、なんらかの理由があるのだ。家族など、介護する側にも感情はあるので、とても難しい問題だが、老化や認知症について知り、介護される側の気持ちを考えてみることで、より良い関係が築けるのではないだろうか。
過去の記憶
年を取ると、昔の話ばかり。もう何十回も聞いたおなじみの話。
高齢者だけの話ではない。我々だって、過去の記憶を何度も思い返すことがあるだろう。
昔の話が始まったら、「もう何回も聞いた」と言わずに、そのまま受け止めてあげよう。高齢者の自尊心の回復にも役立つ。
失うものばかり
「年を取るとなくすものばかり」。ある大学病院、老年科のドクターが患者さんからよく聞く言葉だそうだ。
今までできていたことができなくなる、目も耳も悪くなる、友人や兄弟もどんどん減っていき、配偶者を失う場合もある、記憶も薄れてくる・・・増えていくのはシワばかり。
喪失するものばかりという状況は、果てしない孤独感とのたたかいでもあり、この喪失感が高じれば「うつ」になってしまう危険性もある。
自分の中でこの喪失感や孤独感とうまく折り合いをつけてやっていくしかないのだろう。
ドクターは言う。「上手に生きている人は「このことはまだ自分にもできる」という見方をします」と。
コップに水が半分入っている状態を「まだ半分入っている」と見るのか、「もう半分しかない」と見るのか。
ものの見方、考え方はなかなか訓練では変えられないものではあるが、「まだ半分ある」という見方ができるように、周りがサポートできることを考えよう。
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