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2009年01月06日 09時00分

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「病気」のキーワード3:メニエール病

(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2008年10月5日)


誘発原因は不明 嘔吐や頻脈など

目が回るようなくらくらとした感覚、めまい。その原因を内耳からくると初めて提唱したのが、フランス人医師のメニエール。10世紀としては画期的な発見で、内耳性のめまいを起こす難病「メニエール病」は、この生理学者でもある彼の名前に由来する。

「メニエール病」の特徴は、激しい回転性のめまい発作に加え、耳鳴や難聴などの蝸牛症状が伴うもの。この発作が繰り返される。

誘発要因は特に何、というのがないのも特徴で、ある時突然、それは起きる。そして、発作は30分から数時間にまでわたるものまであり、一般的にはすぐに元には戻らない。

まさに「ぐるぐる」と目が回る状態が長時間続くため、自律神経症状として、嘔吐、冷汗、顔面蒼白、頻脈といったものを伴うことが多い。

耳の最奥「内耳」の感覚器官に異常

ここで少し、「内耳」について見てみたい。聴覚を司る感覚器「耳」は3つに分けられる。耳介(耳殻)と外耳道を合わせた「外耳」、鼓膜から奥の「中耳」、そして最も内側にあたる部分「内耳」だ。

内耳はさらに3つに分けられる。”うずまき管”とも呼ばれ聴覚を司る「蝸牛」と、重力と直線加速度を司る感覚器官「前庭」、平衡感覚を司る「三半規管」がそれ。三半規管には、体内の細胞や老廃物などを運搬する液体「リンパ液」が満たされ、この液体が脳にバランス感覚の刺激を与えるものとなっている。

「メニエール病」の原因ははっきりと分かっていないが、開発が進んでいない国の人々には発祥が少ないとさrえ、内耳の弱いところにストレスが加わることで発症するのではないかとも考えられている。

さまざまな種類あり 治療はそれぞれ

治療に関しては、薬物が最初にとられる手段だが、「メニエール病」は様々な種類があり、それぞれ対処の仕方は異なってくる。

種類は、めまいが起こらないが、一般型メニエール病への移行も多い「蝸牛型メニエール病」、めまいの発作を繰り返す「前庭型メニエール病」、耳の両側に症状がみられる「両側性メニエール病」がある。難聴と耳鳴りが少しずつ始まり、難聴も進行していくメニエール病の亜種「レルモワイエ症候群」なども。

例えばめまい発作中の自律神経症状に対しては、補液を行って体液のバランスをとる治療法がある。また、めまいが強いと恐怖心が起こり、それが自律神経をさらに悪化させることもある。そのため、安定剤を用いることもある。

さらに悪心や嘔吐に対しては、制吐剤を用いる。

「メニエール病」自体で命を落とすことはないが、最も大切な処置は病気が完成しないうちに、早期の診断と治療を始めること。病気が進行し、めまい発作や難病の悪化・寛解を繰り返すうちにおきる「両側性メニエール病」になると、より症状が酷くなる。



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